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PBR1倍割れ金融機関は改善策をどのように考えるべきか… |
2023年7月19日(水) | |
PBRが1倍を割っている地方銀行が、問題を改善すべく対策を講じているという記事です。 地方銀行、PBR1倍割れ改善に動く 横浜銀行はM&A融資増 - 日本経済新聞 (nikkei.com) 記事にもあるとおり、PBRはROE(自己資本利益率)にPER(株価収益率)を乗じて算出されますが、式を分解すると次の通りになります。 発行済み株式数を減らすべく自社株買いを実施するケースもあるようですが、収益性を如何にして高めるかが重要なポイントであり、収益性の高いファイナンスへの取組みや新たなフィービジネスへの取組み等中期経営計画に盛り込むケースが多くなっているようです。 本年3月に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」ということで、上場企業に対して要請していますが、上場銀行の多くは自社判断で東京証券取引所のプライム市場での上場を選んでおり、その要請に対する対応とも言えます。 現状分析した上で改善すべき項目を具体化、改善すべき施策を計画として取りまとめ、その内容を開示することを求めているようですが、以下のポイント等も留意点として示しています。 重要なのは、一過性の対策ではなく、持続的な成長に向けた収益強化策が期待されているということですので、金融機関も経営内容を根本から見直す必要があるということでしょう。 |
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